特徴等
醍醐寺は、貞観16年(874)、聖宝 (しようぼう) により創建された寺院で、京都市の中心部から東山を越えた山科盆地に所在している。境内は笠取の山頂にかけての広大な地域に広がり、山頂一帯は「上醍醐」、山裾は「下醍醐」と呼ばれている。
醍醐寺薬師堂 (国宝)は醍醐寺山上伽藍の主要堂宇の一つで、延喜13年(913)に醍醐天皇の御願堂として創建された。現在の堂は保安2年(1121)に再建されたもので、全体に落ち着いた感じの平明な意匠であるが、蟇股や組物などに平安時代の特色を表している。本尊の薬師三尊像(国宝)は、保存管理の為、霊宝館平成館に安置され、新しい本尊として薬師三尊が造顕されて祀られている。

参考資料:醍醐寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-5-6
醍醐寺薬師堂 (撮影:2023-5)
番号・名称 年 代   構造等
019 醍醐寺薬師堂
   (国宝)
保安2年(1121) 桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、檜皮葺
醍醐寺薬師堂 (撮影:2023-5) 醍醐寺薬師堂 (撮影:2023-5)
       
       
       
       
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